野鳥の楽しみ方は人さまざまである。一般的には庭の餌台にやってくる小鳥を眺めたり、公園や野山に出かけて、そこに生活する姿を双眼鏡で探したりする。また、歌によんだり、写真に撮ったり、鳴き声を録音する人もいる。そんななか、『野鳥フィールドノート』の著者水谷高英さんは野鳥をじっくり観察し、姿や行動を克明にスケッチして楽しむ数少ない一人である。
この本には、水谷さんのお気に入りの観察場所の記録、およそ3年間分が「Field Note」として紹介されている。「Field Note」は現場でのスケッチを基に描き起こした作品で、メインテーマの鳥は細密な彩色画である。また、鳥の周囲に展開する生息環境はやさしいタッチの線画で、要所は淡く彩色されている。だから、これを見ただけで「この鳥はこの時期、こんな環境を好んで生活しているのだな」と理解できてしまう。(略)
[山と渓谷2007年8月号 P196 BOOK 書評 評者=上田秀雄]
BIRDER SPECIAL
野鳥フィールドノート
スケッチで楽しむバードウォッチング

水谷高英/著
B5判 144ページ 定価2,100円(本体2,100円+税5%)
ISBN978-4-8299-0126-7 文一総合出版/発行
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いつ、どこで、どんな野鳥と出会ったのか?
こつこつと書き留めたフィールドノートは、それだけでも価値のある観察記録です。
でも、もうひと工夫──行った先々の景観や出会った鳥、植物や虫など心に残ったワンシーンをスケッチしておくだけで、後からページを開いたときの楽しさや、よみがえる記憶の鮮明さは格別なものです。その記録が1年、2年……と積み重なれば、四季の移ろいを肌で感じることのできる、世界に1冊しかないバードウォッチング・カレンダーができるはずです。
本書は、野鳥イラストレーター・水谷高英氏の約3年分のフィールドノートに加え、フィールドノートを付けるコツや身近な野鳥の図鑑(96種)も収録。より楽しく充実したバードウォッチング・スタイルを追い求める人に、ぜひご覧になっていただきたい本です。


※このページは見本です。
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[水谷高英関連書籍]
・日本野鳥紀行〈3〉関東・中部
・鳥のくちばし図鑑―たべる・はこぶ・つくる
[担当編集者の裏話]
イラストレーターをはじめカメラマンさんなど、何となく堅物でおっかない姿を想像する人が多いかもしれないが、水谷氏は、一見、温厚を代表してしまうような人(イラストの温かいタッチや色使いのまま)。
連載中も、イラストの中にちゃっかりと自分や奥さんなどが登場している。ぜひ、読み返して探してみていただきたいポイントです。
今回は、作品としてのField Noteを描く元となったフィールドノートの抜粋も掲載。このField Noteのフィールドノートがまたすばらしいのです。
シャーペンでさっと描いた風景や鳥のカットはもちろん、昆虫や植物なども多数描かれ、五感をフル活用して自然界に生きるいろいろな生き物の息吹を感じているのだなぁと、作品としてのField Note以上に魅力を感じました。
ぜひ、皆さんも一度手にとってご覧ください。
(編集担当:Mr. バード)






